リバースモーゲージの基礎知識

メリット・デメリットから、銀行・自治体の制度についてまで基本的な情報をご紹介

リバースモーゲージを活用した場合の譲渡所得について

リバースモーゲージとは、高齢者が居住をする住宅や土地などの不動産を担保として、一括、または年金の形で不定期に融資を受取、受けた融資に関しては、利用者の死亡や転居、また相続などによって契約が終了した場合には、担保となっている不動産を売却することにより、元利一括返済をする融資形態をいいます。

この制度は、利用をする高齢者にはメリットが大きく、例えば不動産を持っていても現金収入が少ない高齢者が将来の不安や、不測の事態に対応するために、預貯金を崩すことなく利用することができます。

そして、最後には不動産を売却することで清算することになるために、生前においては抵抗感もあまり感じることがありません。

その半面、リバースモーゲージを利用する場合には、毎年の不動産評価の見直しがあり、融資残高が極度額を上回れば、上回る部分については一括返済が必要になります。

他にも2点ほど大きな懸念があり、まず、推定相続人の同意が必要となることがあります。

この場合に、話がこじれるようだと、相続人同士のトラブルに発展する可能性があります。

もう1つには譲渡所得課税の問題があります。

債務の弁済において金融資産や保険金でできない場合には担保となっている不動産を処分して返済を行いますが、このときに譲渡所得が発生します。

被相続人による売却でないために3,000万円の控除枠を使うことはできず、この場合、単純継承による譲渡所得が発生する可能性があり、税負担の持ちだしにつながる場合があります。

リバースモーゲージには使用者にはメリットがある半面、相続人になる可能性がある場合には、よく、内容を理解をしておく必要があります。

リバースモーゲージ制度を利用する際の登記手続きと関連する税務を知っておこう

リバースモーゲージとは、住宅担保型老後資金ローンとも呼ばれているローンの一種です。

リバースモーゲージ制度の簡単な仕組みとしては、高齢者が居住する住宅や土地を担保にして一括または毎年一定額を定期的に年金の代わりに融資を受け取ることができるという制度を指します。借金の返済は自分が死んだ後に担保不動産を処分することで元利一括で返済する制度となっています。

一人暮らしをする高齢者にとってはメリットが非常に高い制度であり、生前に自宅を手放すことなく亡くなった後に処分をするという形式のため申請する本人には抵抗感が少ないことがメリットです。支払うのは生前は利息のみの支払いとなり、元金は亡くなった後に売却などをすることにより支払う形となります。

リバースモーゲージを申請する方法ですが、所定の登記手続きを行うことで融資を受けられるようになります。必要な登記手続きには、居住用不動産に根抵当権を設定する登記と、所有権移転請求権仮登記があります。

リバースモーゲージに関わる税務としては、相続関係があります。これは子供へと相続する際にトラブルになりやすい部分でもあるため、注意を必要とする場合があることを留意します。

不動産所有者が亡くなった後にリバースモーゲージ制度を利用していたということが初めて所有者の子供にあたる人に発覚する場合もあるためです。よってリバースモーゲージ制度を利用するときは税務についてはよく考えた上で申請を考える必要があります。

また、上記の相続関係の税務がネックになっている点からあまり多くはこの制度は取り入れられていないという点も課題としてあります。