リバースモーゲージの基礎知識

メリット・デメリットから、銀行・自治体の制度についてまで基本的な情報をご紹介

リバースモーゲージにおける根抵当権とは?

リバースモーゲージは、高齢者が所有する土地や住宅を担保にすることで、老後の生活費や福祉サービス費を毎月借り入れすることができる制度です。

老巧化した住宅には価値がつきにくいため、ほとんどの場合は土地を担保にして貸しつけが行なわれます。

土地の評価額の7割程度が目安となっています。

さて、リバースモーゲージでは、高齢者の所有する不動産に根抵当権がつけられます。

この根抵当権が通常の抵当権とどう違うのかを解説します。

通常の抵当権では、担保される債権の内容が明確に決まっています。

例えば住宅ローンの場合、借り入れ金額が3000万円で、毎月10万円ずつ返済し、25年後に完済する、とった具合に時期や金額が明確に定まっています。

これに対して根抵当権では、継続的取引であるために債権の時期や金額といった内容がまだ特定されていない債権を担保します。

根抵当権では、極度額を設定しますが、その極度額の範囲内なら、いつでもお金を借りたり返したりできます。

つまりは、債権の内容が定まっていないことが許されるのが根抵当権なのです。

リバースモーゲージでは、高齢者の所有する不動産の評価額の7割くらいが極度額になります。

その範囲内なら、何度でもお金を借りることができ、利用者が亡くなっても配偶者に引き継ぐことができます。

利用者と配偶者が共に亡くなった場合には、そこで契約が終了しますので、無駄なお金を借りることがないというメリットがあります。

注意点としては、死亡するまでの間に極度額に達してしまったり、不動産の価値が予定していたよりも下がってしまった場合には、それ以上借りられなくなることです。

リバースモーゲージは持ち家に住みながら借入できる制度だけど借地権付の場合は

リバースモーゲージは、自宅に住み続けながら貸付を受け付けることができる制度です。

自分の持ち家を貸したり売ったりすると、自分が住めなくなってしまうので、リバースモーゲージを利用することで持ち家を売らずに、自宅に住みながら収入を得ることができます。

それは、持ち家を担保にして、お金を借りることができるからです。

リバースモーゲージを利用すれば、自分が死亡したあとに、相続人が借金を一括返済するか、ローンの貸し手が自宅を処分することで、借金に当てるために、財産を残す必要がない人にとっては、自宅を最後まで有効に活用することができます。

銀行やハウスメーカーなどの各地の社会福祉協議会などで扱っております。

ただし、リバースモーゲージを利用する際には、借りているマンションや、借地権を利用して住んでいる場合には利用することができません。

土地の所有者の許可なく借地権を無断で転売できないために、リバースモーゲージは利用することができません。

また、リバースモーゲージの多くは変動金利型になっているために、金利が上昇すると、支払額が増えたり、借入金額が予想よりも早く増えたりしてしまったり、不動産価格が低下することで、融資限度額も下がってしまうというリスクもあります。

借地権付の家やマンションなどに住んでいない人で、自分で持ち家がある方は年金などの変わりにも利用することができるのでとてもリバースモーゲージは便利な制度となっております。