リバースモーゲージの基礎知識

メリット・デメリットから、銀行・自治体の制度についてまで基本的な情報をご紹介

自治体制度のリバースモーゲージについて

リバースモーゲージは住宅ローンの一種で、不動産を担保にしてお金を借りるというものです。

通常の住宅ローンは住宅を購入するための資金を得るために利用するものですが、リバースモーゲージでは、老後資金などを理由にして住宅など不動産を担保に入れてお金を借りるというものです。

借りたお金は、お金による返済が可能であればそれで行い、不可能な場合にはその不動産を売却することでローンを相殺してしまうという仕組みのものです。

リバースモーゲージのメリットは、現金収入が乏しいまたは途絶えてしまう住宅を保有している老齢者が生活資金を得るために利用できるという点です。

借り入れたお金の受け取りは、毎月年金のように受取ることができるものや、通常の借入れと同様に一括で借入金を受け取ることができます。

リバースモーゲージは、金融機関が提供しているものと自治体が制度として行っているものがあります。

自治体が制度として行うものの目的は老後の生活費の融資という形で行われ銀行のものよりも利率が低いというメリットがあります。

ただし、自治体制度のリバースモーゲージはその自治体によってかなり違いがあるので注意が必要で、サービス名も自治体によって異なっています。

またリバースモーゲージはその担保となる不動産によって、融資できる金額が大きく変わるため、地価が高い大都市圏で特に人気のあるエリアであれば有利な借入れが可能ですが、そうでない場合にはやや不利な借入れ、または借入れそのものが出来ないケースもあり注意が必要です。

社会福祉協議会が提供するリバースモーゲージ

リバースモーゲージは、住宅などの不動産を担保にお金を借りることができる融資サービスのひとつですが、リバースモーゲージには民間の金融機関が行っているものと公的な機関が行っているものの2種類があります。

民間の金融機関の目的は、より良い老後を送るためと死後において不動産の売却をスムーズに行う目的で利用されます。

一方で、公的な機関で行われるリバースモーゲージは老齢になった人が生活資金を得るために行われているサービスのひとつとなっています。

公的機関の窓口としては各自治体や各都道府県の社会福祉協議会が行っています。

自治体が行っているものは各自治体によってその内容が大きく異なっています。

一方で社会福祉協議会が提供するリバースモーゲージは、融資というにはやや性質の異なるもので、正確には要保護世帯向け長期生活支援資金と呼ばれるものです。

この場合には一定の基準が定められており、不動産の評価額が500万円以上の不動産を所有しており、また生活保護の受給が必要な65歳以上の高齢者が対象となっています。

一軒家の場合には評価額の7割、マンションでは5割を限度にして貸し付けを行ってくれるもので、本人が死亡後に不動産を処分して回収するという方法です。

この社会福祉協議会の仕組みとしては、生活保護支給を行う前に行われるもので、保護費の支給は停止または廃止されることになります。

なお、原資は国が4分の1を出しており、都道府県または政令指定都市が4分の1を負担しています。